遺された約束
一〇〇〇年前の、二〇〇年前の、二〇年間の——取り交わされた約束が、ここにはありました。
あらすじ
一〇〇〇年前の、二〇〇年前の、二〇年間の。
これは、小さな集落に伝わる神事にまつわるお話。一〇〇〇年前から神事を取り仕切る神社と、二〇〇年前から神事に関わる旧家。二〇年前、二つの家に生まれ、まるで姉妹のように育ってきた二人の女性。
一〇〇〇年前の、二〇〇年前の、二〇年間の。
取り交わされた約束が、ここにはありました。
登場人物
登場人物
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主人公
朝比奈 鈴郁
城南大学で民俗学系のゼミに学ぶ学生。祖父の影響で古書や伝承を愛する、好奇心旺盛で素直な娘。祖父の訃報を受けて、九州の実家へ帰省する。
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羽音神社の巫女
菱沼 更紗
鈴郁と三日違いの幼馴染で、双子の姉妹のように育った。いつも博多弁で、鈴郁を「れーちゃん」と呼ぶ。決め台詞は「おねぇちゃんに任せなし」。
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鈴郁の祖父
朝比奈 明彦
学者で著書多数、私塾も開いていた。膨大な蔵書と蔵を遺して世を去り、物語の起点となる。
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民俗学者
鹿沼 清彦
鈴郁の担当教授。若いころ、明彦の私塾に押しかけ書生として下宿していた。